臨床心理学

メールの意図が正しく伝わる確率は5割だそうで…

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lionusの日記で取り上げられて知った話題なんですが、あまりにタイムリーだったのでちょっと感想など。
元記事:
Hotwired Japan : 研究結果「メールの意図が正しく伝わる確率は5割」
ちょっくら引用していきます。

月刊誌『人格・社会心理学会ジャーナル』に発表された最近の研究によると、私が電子メールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は50%しかないという。この研究ではまた、人は受信する電子メールの意味合いを、90%まで正しく解釈していると考えていることもわかった。

この結果、個人的にはあまり「意外」という感じはしないのです。まあその程度だろうな、と。
メールに限らずネット上での会話だったり議論だったりってのは、相手の意図なんてそう簡単にわからないのだから、とりあえず重要なのはその中身なんじゃないかなと思うのですよね。
私なんかは発言の意図が分からない場合、必要であれば「その発言はどういう意図で?」と聞きますが、それ聞いたところで言っている意図が本当かどうかもまたわからないわけで。
…って考えると、やっぱり意味不明な顔文字とかはムカツクんですよね…ってのはとりあえずおいといて…

 この研究では、学部生のペアを30組作り、大学構内の食べ物や天気などのテーマに関する20の意見が書かれたリストを渡した。各ペアの一方が、これらの意見が本気か皮肉かを推測して、選んだ意見を相手にメールで送信した。受け取った方は、メッセージに込められた意味合いを推測し、同時にその判断にどのくらい自信があるかを示した。

 メッセージを送信した被験者たちは、相手が意味合いを正しく解釈する確率は80%と予測した。だが実際は、受信した被験者たちがその通りに受け止めた割合は50%を少し超える程度だった。

やっぱ伝わんないでしょうなぁ。対面でのコミュニケーションに比して、圧倒的に情報量は少ないわけですから。対面でだって、意図がわからないってことは往々にしてありますから、ネット上のコミュニケーションはなおさらだろうと思いますよ。
lionusさんは

毎日膨大な量のメールが行き交っているはずですが,このように5割の確率でしか意図が正しく伝わっていないとすると,全体としては「破綻」しているようにみえないのはそれはそれで不思議ですね

と書かれておりますが、それは多分日常のコミュニケーションだから破綻しないのではないかと。
基本的に顔合わせている人たちでのやりとりならば、ネットでのコミュニケーションで欠けている部分の補完は可能でしょうし、完全にネット上でのつきあいしかないのならば、ファンタジーだけでお互いにコミュニケーションを「とれているような気に」なるんじゃないかと。ま、実際どうなのか検証したわけじゃないからわかんないですけどね。
…で、やっぱり考えてしまうのは「そんな曖昧なネット上のコミュニケーションを媒介としてカウンセリングは可能か?」ってことですよ。
よほど能力の高い人(神レベル?)じゃないと無理なんじゃないかなぁと思うんですけどね。もし「可能だ!」という方がいるのであれば、明確な根拠を示した上で反論していただければありがたいでございます(たいがいこういうときに反論してくる人って感情的な非難しかできなかったりするので…そうじゃないことを祈っておりますよ)。
…「感情的な非難」って私が捉えるのもまた、相手の意図が伝わってないということなのかもしれないですな。

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