研究と臨床

今やってる研究について思うところ

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過去ログ、臨床心理学徒にとって必要な「研究能力」とは?(06/11/03)、【独創性よりは】臨床心理学徒にとって必要な「研究能力」とは その2【創造性?】(06/11/07)の続きと言いますか補足。
皆さんからいただいたご意見を元に、私の中では一応の結論は出ているので、付け足しみたいなもんですね。
今、メインでやってる研究について思うんですが…


この研究を始めるきっかけになったのが、数年前に開催された某学会のワークショップでした。詳しい内容を述べることはできませんが(色んな意味で)、なんというかとりあえず「納得がいかない」というモヤモヤしていた気持ちが、ワークショップの最中も修了後もありまして。
そのモヤモヤについて講師をやってた方に質問したりもしましたが、やっぱりどーもモヤモヤは晴れなくて…というか逆に疑問は大きくなりました。
で、そこからアレについて実証的に見ていこうと思いついたわけですよ。
そういう発端でしたので、研究に関しては全く「やらされている感」はありません。他人から見たらつまらない内容かもしれないし、臨床実践にフィードバックされることなんてはっきり言ってあまりないと思いますが、自分としては結構楽しくやっているのですよね。
で、こういうフットワークの軽さが心理学の研究の良いところではないかと思うのです
もちろん過去ログのコメントにもありましたし、私自身も書きましたが、お金と時間とマンパワーが必要な研究ってのは、お金が動くだけに実際的な意義もあるだろうし、あるいは世界の最先端の研究に繋がることでしょう。そういう意味での「やる気」だったり「面白さ」だったりも否定はしませんし、むしろ私もそういう研究に関わることができるのであれば関わってみたいものだとは思います。
が、今の私は今やってる研究の中で、私なりの独創性・創造性を発揮しつつ、私なりに論理的に研究を進めていっているつもりです。それは世界の最先端の研究でもないし、きっとお金を生むなんてことはないとは思いますが、それでも自分にとっては大事な研究なのです。
明日もがんばります。

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