資格問題

果たして臨床心理士資格の審査料と交付手続料は高いのか?

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06/08/14のエントリ、で「おいしい思い」をしているのは一体誰なのか?でSTARTさんからこんなコメントをいただきました。

受験で3万、合格奉納金で5万・・・・、そして研修を受けて5年ごとのポイントを稼ぐために一生資格保持者は講習費を支払ってくれるシステム。

あれだけの大金がどこでどう動いているんだろうか・・。毎年の資格試験を開催するだけでも3万×2000人以上=6000万円以上ゲット!ですからね。会場費払っても人件費払ってもまだあるよ。


確かに資格試験1回の審査料だけで6000万円以上は集まります。それで会場費とか人件費とか郵送代とか印刷代とかその他もろもろで…果たして「まだあるよ」と言えるのでしょうかね?
あ、ちなみに「奉納金」とか言うのやめませんか?「そういう表現されて自分が嫌」というのではなくて、そういう表現はけせらんさんの「御宝髪」と一緒じゃないですか。根拠のある批判だったらいいんですが、根拠のない非難はやめましょうね。
で、これを見てください。
コミケ主催には6億円必要。コミケの経済効果は100億円超?
東京ビッグサイトを借り切って行われるコミックマーケット。通称コミケ。4日間の開催で6億円必要なのだそうです。
もちろん使っている場所も臨床心理士の試験の場合はごく一部ですし、全然比較にならないのかもしれません。
ただ、東京ビッグサイト・東京国際フォーラムの場所を借りるだけでも結構なお金はかかりますよ。
東京国際展示場 | 施設利用案内 | 料金表 | 展示・会議施設 利用料金
東京国際フォーラム | 施設予約ガイド | 施設利用料金表 | 会議室
さらに人件費では試験監督のバイト代よりも、もっと大きいのは2次試験の面接官の日当じゃないすかね。何人くらいの人数を呼んでるのかはわかりませんが、かなりの人数を1日でさばくためには面接官も相当の人数必要ですよね。1人の面接につき面接官2人ですし。
で、教授・助教授といった身分の人たちを1日拘束する+遠方の人達には交通費…そして食事代も出るんでしょうか?その辺を加味すると人件費だけで相当な額になるのでは?
1次試験の小論文も素人じゃ採点できないでしょうからねぇ…やはりある程度の数の専門家を拘束する必要がある、と。
ちなみに医療系の国家資格の受験手数料ってのをちょこっと調べてみました。こんな感じです。

医師国家試験 15,300円
看護師国家試験 5,400円
精神保健福祉士国家試験 12,500円
薬剤師国家試験 6,800円

参考:厚生労働省:資格・試験案内
これ見ると確かに3万円は高いように思われます…が、これら国家資格は「親方日の丸」によって運営されてますからね。資格運営には税金が投入されているわけで、利益とか損失なんてのは度外視でしょう。
…6000万強あれば…やっぱ多いのかな?どうでしょ?>皆様
合格奉納金…じゃなく、交付手続料5万円ってのもとりあえずそのときだけ払えばいいお金なわけだし、高いとは思いますが資格認定協会という組織を維持するためにはその程度は必要なんじゃねーかという気もします。
この辺を踏まえた上で、皆様のご意見をおうかがいしたいところ。
…会計報告とか出てれば納得するんですけどね。その存在も私は今のところ確認できておりません。

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