これはなかなか良い話なのではないでしょうか？
静岡新聞 Headline News：浜松医大など「連合大学院」 ４校が設置構想
浜松医科大（浜松市半田山、寺尾俊彦学長）は４日までに、大阪大、金沢大、中京大の４校で連携して連合大学院「子どものこころの発達研究科」を設置する構想を固めた。医学博士を養成するが、医学以外にも心理学や教育学など多分野の修士を受け入れる前例のない形態を取る。来年度の大学設置審議会に申請して認められれば、平成２０年度に国内初の“異分野融合型” の連合大学院が誕生する。
心理職もその専門性をより高めていかなければならない時代に突入しつつあります。医学の知識も必要不可欠になる中で、こうした連合大学院が設置されるというのは大きな意味があるのではないかと思います。
記事では
基幹校も務める阪大の遠山センター長は、「この連合大学院はスクールカウンセラーの指導者養成にもつながり、発達研究センターも各大学が連携して研究成果が上がっている。将来的には独立した大学院大学を目指したい」と意欲を示す。
ともあり、こうした動きが結果的にSCの専門性を高めることに繋がればいいなと私も思う次第であります。
今後もこの動きに注目ですね。
そして、jazzyyysmileさんのjazzyyysmile、afcpさんのA Fledgling Child Psychiatrist、つなでさんの臨床心理職能メモなどなどで取り上げられていますが、こんなコースもできるそうな。
山陰中央新報 - 鳥大医学部が臨床心理士養成へ
jazzyyysmile | 医学部で臨床心理士養成
A Fledgling Child Psychiatrist : 鳥取大学医学部が臨床心理士養成コース設置へ
臨床心理職能メモ: 仕事始め
鳥取大学医学部で臨床心理士養成って、あの東豊氏が一時期担当してましたよね…って、あれ2000年までだったんだ。「臨床心理士が大学病院精神科の医局長」となると、まあ色々あったんだろうなぁというところは想像に難くないわけですが。
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家族療法のヒント 東 豊 金剛出版 2006-03 |
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セラピストの技法 東 豊 日本評論社 1997-09 |
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セラピスト入門―システムズアプローチへの招待 東 豊 日本評論社 1993-03 |
その流れがついに指定大学院化というのはこれまた興味深い話でございます（でも鳥取大学医学部ってとりあえず現在の流れでは内観に偏（以下自粛））。
そんなわけで、医学部、あるいは医学系の大学院で心理職の養成コースがこれからもいくつかできてくる予感大ですな。
「専門性の高まり」ということだけではなく、これからの国家資格化問題にどう関わってくるかも注目すべきところかと思いますですよ。
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