臨床心理学

私が臨床心理士になっている理由(7)

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先日、うちのタマさんからこんなコメントをいただき、このシリーズの更新が止まっていたことを思い出しました…

6. Posted by うちのタマ 2006年01月03日 22:43
このシリーズの続編なのですが、もしお時間がありましたらぜひ更新の方をお願いします。
お礼に「プチッ」としますから。笑

…というかこのシリーズのこと、すっかり忘れていました。完結したかと思ってた。何のシリーズかというと、これですよ。
私が臨床心理士になっている理由(1)(05/06/28)
私が臨床心理士になっている理由(2)(05/07/04)
私が臨床心理士になっている理由(3)(05/07/23)
私が臨床心理士になっている理由(4)(05/08/30)
私が臨床心理士になっている理由(5)(05/09/05)
私が臨床心理士になっている理由(6)(05/09/16)
未読の方はまず過去ログからどぞー。


さて、この話どこまで行ってたんでしたっけ?…そうです。病院の就職試験を受けることになったというところまででした。
一応、師匠からの紹介ということだし、試験も形式的なものなんじゃないかなぁ…と思って病院に来てみると…
10人くらい受験者がいるじゃないですか!(ちなみに後で聞いたところによると、他の日にも10人ほど試験を受けていたとのこと)
試験の前後にはちょっと他の受験者の方々とも会話しましたが、内訳は「都内の某有名私大のM2が4人、D1が1人」「関東地方の某私大のM2が2人」「単科精神科の病院で4年ほど働いている人1人」ともう一人は忘れましたが、それに私、という感じでした。
で、早速ペーパーテストを受けさせられましたよ。ええ、確かに筆記用具は持ってくるように言われました。けどその他の準備(心の準備とか)はしてなかったわけで…まあ、一夜漬けで勉強して何とかなるような内容でもなかったし(そのお陰で私が採用されたってのもありますので)別によかったんですが。
試験問題はどんなのが出たかというと…
・ある患者の簡単な現病歴・生活史と、スコアリング済みのロールシャッハのプロトコルとスコアのまとめ(ちなみにエクスナーでした。私がいつも使っているのは片口)があって「力動的心理療法への適応をふまえロールシャッハを解釈せよ」
とか
・「△△な症状の患者の○○について知りたい」というオーダーが出た際にどんなテストバッテリーを組むか、その理由を踏まえて述べよ
とか
・脳損傷の患者のWAIS-Rのプロフィール、ベンダーゲシュタルトの結果(とあともう一つくらい何かデータがあったんだけど忘れた)を見て、予後や今後の社会適応のためにどのような点に留意すべきか述べよ
とか、まあそんな感じでかなり実践的な問題ばっかりでした。
確かに即戦力を求めており、特に仕事はアセスメントがメインでということだったので、これくらいの問題は妥当だったのかなぁとは思います。問題解きながら「これはM2の人には無理だろうなぁ」とも思っておりました。とりあえず本などは何も見ないで解釈しろ、ですからね。
私もたまたま2年間、1回/週で精神科でロールシャッハだったりその他検査を色々やっていたお陰でなんとか答えることができましたが、それやってなかったら絶対解けませんでした。
で、1時間ほどで試験は終了(心の中で「短けーよ!」とツッコミを入れてしまいました)、その後、個別面接となるのでした…
…って話を読んで面白いのかどうかはわかりませんが、まだまだ続きそうです。

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