恒例となりました、当ブログ経由で購入された書籍売り上げ点数ランキング。今回は2006年第2四半期(4-6月)分でございます。
ちなみにランキング関連の過去ログはこちら。興味のある方は今回の分と比べてみるのも面白いかも。
・ランキング(05/04/21)
・2005年第2四半期売れ筋ランキング(05/07/01)
・2005年第3四半期売れ筋ランキング(05/10/03)
・2005年売れ筋ランキングTOP10&クイズの解答(06/01/03)
・2006年第1四半期売れ筋ランキングTOP10(06/04/03)
では第2四半期のTOP5、いってみましょう。
第5位は同数で3冊。
第5位
ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門 遠藤 裕乃 日本評論社 2003-05 |
初心者向けの本は強いですね。てか、実はこの本、当ブログではそんなに強く推薦した感じでもないのですが、わかりやすい内容が受けて…というか需要が高いのかランクインです。
第5位
看護のための精神医学 第2版 中井 久夫 山口 直彦 医学書院 2004-03 |
歴史的名著がこの位置。恐らく(このブログの読者は)多くの方が持っていて、新規需要は見込めなかったか?
第5位
私説 対象関係論的心理療法入門―精神分析的アプローチのすすめ 松木 邦裕 金剛出版 2005-07 |
三冊目はこちら。この本ももうちょっと出てもいい感じ。「入門」とありますが中堅の人なんかにもお薦めです。あとCBTばやりの昨今、改めてこういう視点は必要なんではないかと思いますよ。
第4位
精神科研修ハンドブック 岸本 年史 海馬書房 2005-04 |
使い勝手の良さを受けてかランクイン。てか私も盛んにお薦めしてましたからね。病院実習にこれから行く人&病院で働く初心者必携の本です。便利!
第3位
精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に 馬場 礼子 岩崎学術出版社 1999-09 |
当ブログ的ベストセラーは今回もランクイン。定番となりつつありますが、やっぱり良い本です。
第2位
軽度発達障害の心理アセスメント―WISC‐3の上手な利用と事例 上野 一彦 服部 美佳子 海津 亜希子 日本文化科学社 2005-02 |
さすが昨年の売り上げTOP10にも入っているだけのことはあります。発達障害に関心の高い方が多いことも反映して堂々の第2位。
そして第1位は…
これ
第1位
こころの治療薬ハンドブック 青葉 安里 諸川 由美代 星和書店 2006-03 |
3月改訂ということで、ちょうどいいタイミングでしたかね。(病院以外でも)心理職必携の1冊です。
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最後に惜しくもランクインを逃したものの、結構売れてた本をピックアップ。
初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル 津川 律子 遠藤 裕乃 by G-Tools |
APA論文作成マニュアル APA アメリカ心理学会 江藤 裕之 前田 樹海 by G-Tools |
WISC‐3アセスメント事例集―理論と実際 藤田 和弘 前川 久男 大六 一志 by G-Tools |
研究計画書デザイン―大学院入試から修士論文完成まで 細川 英雄 by G-Tools |
精神科ポケット辞典[新訂版] 加藤 正明 保崎 秀夫 三浦 四郎衛 by G-Tools |
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講評:なんか実用的な本が多いですよね。psy-pubさんとこのランキングと比べると…と思ったんですが、やっぱ向こうも発達障害関連とか実用的なのが多いか…。
てか、私ももっと本読まなきゃだめだなと思いました。知識のアップデートというだけではなく、なんつーか考えることが必要かな、と。などと言いながら必要な論文を読むので精一杯だったりする今日この頃でございます。
今後とも何か良い本がありましたらわたくしに教えていただけましたら幸いです>皆様
あと皆様のお役に立てるような&面白いと思っていただけるような本が紹介できたらよいなと思っております。
改めましてよろしくお願いします。
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