資格問題

現時点でワタクシの考える【公認心理師資格試験対策】

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公認心理師の資格取得方法について

公認心理師がらみの話題って、今取り上げるとかなり可燃性が高い(炎上しやすい)気がするのでアレなんですが、とりあえず思いついてしまったので書いてみようかと思います。

「公認心理師資格試験対策」と銘打っておりますが、あくまでも「現時点で」「ワタクシの考える」であるところを踏まえてお読みいただけるとありがたく存じます。

つまり、自己責任で、ということですね。ここで書かれていることを鵜呑みにして何か不都合が生じた場合、当ブログといたしましては一切の責任は負いかねますのでよろしくお願い申し上げます(免責事項という名の言い訳終了)。

さて、去る9月15日、公認心理師法が施行されたわけなんですが、ワタクシが4年ほどまえに予想といますか予言した通り、やっぱり「取っただけでは何の役にも立たない資格」になってるみたいですね。

公認心理師厚生労働省

現行の臨床心理士資格制度もそうですけど、「取っただけじゃ何の役にも立たないこと」を当該職の皆様は広く世の中に知らしめるべきだと思います。こちらも重ねてよろしくお願いします。

で、カリキュラムとか受験資格の話も確かに大切なんですが、むしろ資格取得後の研修体制をどのように構築していくかの方が遥かに重要だとワタクシは思うですよ。その辺りの議論がなされているところがありましたら、是非とも教えていただければと思います。

さて、そんなことを言いつつも、我々現任者としましてはやっぱり取らなきゃいけないわけですね。それで、平成30年度に行われるであろう初回の国家試験のために、今、何をやればいいのかなということを考えてみた次第であります。

参考にしたのはこちらです…というか、今のところこれが全てですよね。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書試案公認心理師カリキュラム等検討会審議会資料 |厚生労働省
公認心理師のカリキュラム等検討会報告書の概要公認心理師カリキュラム等検討会審議会資料 |厚生労働省

上の試案のp.30、「〔8〕公認心理師試験について」の「2.試験の実施方法等」にはこうあります。

全問マークシート方式とし、1日間で実施可能な範囲(実施時間として合計300分程度を上限)で150~200問程度を出題する。また、試験問題のうち、ケース問題を可能な限り多く出題する。なお、試験の実施時間は、1問当たり1分(ケース問題については同3分)を目安とする。公認心理師としての基本的姿勢を含めた基本的能力を主題とする問題と、それ以外の問題を設ける。

もう「マークシート方式」で「ケース問題」という時点で相当な無理がありますよね。

「ケース」というのが「臨床ケース(事例)」であるならば、拠って立つ理論的背景が全く異なる心理臨床家が多数いる中で、マークシートで「正解」が出てしまう問題なんて、相当基礎的な問題にならざるを得ないじゃないですか。

おそらくは基本中の基本で、どんな理論的背景を持っていたとしても共通するような倫理に関するものであったり、あるいは法律的なところ(それもまたかなり基本的な)が中心になると思います。倫理や関連する法律に関しては、現行の臨床心理士試験の過去問をなぞるくらいで十分だと思います。

そしてケース問題以外について。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書(概要)の「大学における必要な科目」の中から、おそらくは満遍なく出てくると思います。ここで臨床色を打ち出せるほど、資格創設の中で「臨床心理学の人たち」は強くないですから。

そんなわけでこの辺りやっときゃいいんじゃね?と思っております。



そう「心理学検定」です。

一般社団法人 日本心理学諸学会連合認定 心理学検定

ちなみにA領域・B領域と言うのは…

試験は、心理学の10科目(A領域5、B領域5)について行われ、A領域の5科目、B領域の5科目の10科目すべてに合格すると「特1級」が、A領域の4科目を含む合計6科目に合格すると「心理学検定1級」が、A領域の2科目を含む合計3科目に合格すると「心理学検定2級」が取得できます。
A領域:原理・研究法・歴史 / 学習・認知・知覚 / 発達・教育 / 社会・感情・性格 / 臨床・障害
B領域:神経・生理 / 統計・測定・評価 / 産業・組織 / 健康・福祉 / 犯罪・非行

はい。これで公認心理師の学部でのカリキュラムはほぼ網羅できますね。

そして、心理学検定を認定しているのが「日本心理学諸学会連合」。そう。いわゆる三団体の一角ですよ。ここまで幅広い領域を網羅した試験という意味で一番共通性が高いのではないかと思うわけです。

加齢に伴い頭も働かなくなってきてる昨今ですので、ぼちぼち勉強始めようかなと思ってます。

国家試験に関する新しい情報が入りましたら、こちらの記事は改定いたします。情報提供いただけると大変ありがたいですが、現時点での事実誤認等などについてのご指摘もいただけたらと思います。

繰り返しますが、当ブログ記事のご利用につきましてはくれぐれも自己責任でお願いいたします。

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