心理・精神医学本

2006年売れ筋ランキングTOP10

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さてさて…ようやく集計終わりましたよ(って単にめんどくさかっただけなんだけど)。
恒例となりました、当ブログ経由でAmazon.co.jpにて購入された書籍、売れ筋ランキングTOP10の発表です。
ちなみに昨年の売れ筋ランキングはこちら。
2005年売れ筋ランキングTOP10&クイズの解答(06/01/03)
納得のラインナップとなっております。要チェケラ!ですよ。


TOP10といいつつ、12冊がランクイン。第9位は同数で4冊ありますよ。
第9位
ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門
遠藤 裕乃
4535561834
関連エントリ:失敗例とか逆転移とか(05/07/29)
逆転移関連の1冊。初心者向け。イニシャルケースがこれからという方、面接継続中で困っている方、お薦めでございます。でもSVはちゃんと受けようね。本だけで何とかなるというものではありませぬ…。
第9位
私説 対象関係論的心理療法入門―精神分析的アプローチのすすめ
松木 邦裕
4772408797
関連エントリ:【これは】私説対象関係論的心理療法入門【良い本だ!】(05/07/22)
一昨年の売れ筋ランキング第5位。個人的にはもっと売れてもいいと思う本…てか、私のところを経由せずとも購入する人は既に購入しているのかもしれません。結果的にはそこそこ出てました。精神分析的なオリエンテーションの人は(対象関係論色は弱くても)持っておいて欲しい一冊。
第9位
神経心理学評価ハンドブック
田川 皓一
4890133283
関連エントリ:神経心理学関連本(05/05/01)
結構高い本なんですが、そこそこ売れているということから、この分野に対する興味・関心の高さがうかがわれます。アセスメント中心で仕事している人は必須の1冊。投影法などとどう組み合わせていくか考えていきたいところです。
第9位
面接法
熊倉 伸宏
488002158X
関連エントリ:【やっぱり】初めての面接の前に読んでおく本【基本でしょ】(05/02/25)
一昨年の売れ筋ランキング第8位。基本の一冊。精神科領域で働く人ならば必須。心理職だけではなく精神科医も読んでる人多いです。
第8位
アスペルガー症候群を究める I 現代のエスプリ (No.464)
石川 元
4784354646
関連エントリ:昨日購入した本@060216(06/02/16)
雑誌です。意外っちゃあ意外ですが、妥当と言えば妥当。やはり皆様の関心の高い領域ということで。まだ買ってない人はIIの方とか、あとこちらもどぞー。
スペクトラムとしての軽度発達障害(1) 現代のエスプリ(No.474)
石川 元
4784354743
第7位
看護のための精神医学 第2版
中井 久夫 山口 直彦
4260333259
関連エントリ:【忘れちゃいけない】看護のための精神医学【名著です】(05/05/19)
定番中の定番。一昨年の売れ筋ランキング第2位。わかりやすく、そして本当に大切なことが書かれている歴史的名著です。精神科臨床に関わる人だけではなく、心理臨床の全分野の人に読んでおいてもらいたい本です。
第6位
発達とはなにか
永野 重史
4130131087
関連エントリ:本日の「勉強になります」(05/03/11)
一昨年の売れ筋ランキング第7位。発達心理学関連の良書です。教科書にしたい一冊。個人的には乳幼児の発達に関する最近の理論が興味深かったです。発達心理学から遠ざかっている臨床系の人々には是非読んでいただきたい本。
第5位
WISC‐3アセスメント事例集―理論と実際
藤田 和弘 前川 久男 大六 一志
4821063611
関連エントリ:WISC関連の本(05/06/28)
一昨年の売れ筋ランキング第3位。日本版WAIS‐Rの理論と臨床―実践的利用のための詳しい解説のWISC-III版とも言える1冊。かなり使えます!…が臨床上はプロフィール分析に頼りすぎないのが吉。軽度発達障害の心理アセスメント―WISC-IIIの上手な利用と事例と併せて使うと最強。WISCを使う人なら必須の一冊。使わない人も持っておいて損はなし!
第5位
こころの治療薬ハンドブック
青葉 安里 諸川 由美代
4791105958
関連エントリ:【アレの改訂版が】病院実習に持っていきたい本【ついに出た!】(06/03/01)
改訂前の2003年版は一昨年の売れ筋ランキング第6位でした。薬の知識は必要です。てか、学校臨床専門の人も必須だと思います。院生も実習の段階で持っていた方が良い本。
第3位
高次脳機能障害ポケットマニュアル
原 寛美 相沢病院総合リハビリテーションセンター
4263212916
関連エントリ:【そっこー】高次脳機能障害ポケットマニュアル【買います!】(06/01/16)
援助に力点を置いた良書。必要な情報がコンパクトにまとまっています。高次脳機能障害の方に直接関わる仕事をしていなくとも持っておきたい一冊。白衣のポケットに入っちゃうのがグー。
第2位
軽度発達障害の心理アセスメント―WISC‐3の上手な利用と事例
上野 一彦 服部 美佳子 海津 亜希子
4821073242
関連エントリ:WISC関連の本(05/06/28)
一昨年の売れ筋ランキング第4位。群指数のパターン毎に14タイプ・28事例が取り上げられているなど、非常にわかりやすく使える本です。WISC-IIIを臨床で使う人にとっては必須の1冊ですが、単にWISCのマニュアル本の域を超えた使い方が十分にできる本。必読!です。
そして1位はやっぱりこれ。
第1位
精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に
馬場 礼子
4753399060
ほんとに馬場先生には足を向けて眠れないくらいの勢いですよ。まだ読んでない人は是非ともどぞー!
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このTOP10の書籍、いずれも紛れもない良書ですので未読の方はよろしければどぞー。
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