06/08/23のエントリ、娘の偏食でもうすぐ2歳11ヶ月になるうちの娘の偏食についてお話しました。
ひょっとしたら誤解されている方もいらっしゃるかも…いや、いないかな?いないとは思いますがいたら困るので一応再確認しておきます。
偏食に対しては
「栄養的に極端な偏りがなければ特に問題はない」
というのが私の立場です。
なので、現在の娘の偏食に関しては全く心配しておりません。
だからこそ前回のエントリで取り上げた、千葉県栄養士会のサイトの1コンテンツ、偏食をなくそうにおける
偏食はわがままを助長し、意欲や好奇心をなくす
という言葉に疑問を抱かざるを得ないのです。その根拠はどこにある?と。
そして
偏食は意欲や好奇心など心の発達や性格形成などの阻害要因になるといわれています。実践女子大の二木先生の調査によると、楽しくなんでも食べる食欲の旺盛な子は、意欲や好奇心、自主性に富み、偏食の多い子はその逆だったそうです。
この一つの論拠となっている「実践女子大の二木先生の調査」、見つけてしまいました。
こちらです。
小児の発達栄養行動―摂食から排泄まで/生理・心理・臨床 二木 武 川井 尚 帆足 英一 医歯薬出版 1995-09 |
今から10年も前の本ですし、内容的には古い部分は多々あります。で、問題の調査は1990年になされたもののようなのですが…
予想通り、かなり香ばしい内容のものでございますよ。
長くなりそうなので、細かいツッコミは次回にしたいと思います。
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しかし…自分も食行動なんかは(心理学的観点から)興味があるので、その手の文献は調べていたつもりなのですが、栄養学の方面では当時(たかだか10数年前)、こんなことになっていたのですね。栄養学的立場から三角食べを推奨していたりして…ちょっとその辺りも触れてみたいと思います。
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