・研究と臨床の共通点
研究
1.仮説を立てる
2.仮説を検証するための方法を考える
3.方法に基づいて実験・調査をする
4.結果について考察する
5.必要であれば1に戻って仮説を修正
または2.に戻って方法を修正
臨床
1.見立てをする(=治療的仮説を立てる)
2.治療的仮説に基づいて方針を決める
3.方針に基づいて面接を行う
4.面接終了後(あるいは面接しながら)考える
5.必要であれば1に戻って治療的仮説を修正
または2に戻って方針を修正
→基本的な考え方の流れは同じ
→その中では科学的な思考が重要になる
・「科学的思考」とは何か?
「科学的思考」=「実証性」「再現性」「論理性」が保証されている
・臨床においては…
「再現性」…必須の条件。再現性のない心理療法・カウンセリングは呪術と同じ
「論理性」…なぜその見立てからその方法が導きだされるのか?なぜその場面でそう応答したのか?を論理的に破綻することなく考えなければならない。それを考えなくては「再現性」を上げることはできない。
「実証性」…臨床実践の中では測定するのが困難な変数が多かったりするので、なかなか難しいかも(でも効果研究などの観点からは重要)
とまあ、こんな感じでしょうか?