心理・精神医学本

2016年第1四半期売れ筋ランキング

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見開きの洋書

お久しぶりでございます

前回更新したのが4月4日ということで、実に2週間以上ぶりの更新になるわけでございます。

ワタクシ的にも色々と立て込んでおりまして(主に業務的な意味で)、なかなかこちらに手をつけることができなかったわけなのですが…

まずは今回の熊本地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。まだまだ揺れも続いているようですが、被害がこれ以上拡大しないことを祈念するとともに、一日も早い復旧と皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて、もう4月も後半になってしまいました。そんな中で今更感は無きにしもあらずでございますが、恒例のやつです。久しぶりの更新なのでワタクシのリハビリ的な意味で書きやすいやつからいってみようと思います。

2016年1月から3月の間に、当ブログ経由でAmazonさんにて購入された書籍のトップ5をいつも発表したいと思います。

なお、今回よりKindle本(電子書籍)での売り上げもランキングに含めることにいたしました。

ちなみに昨年のランキングはこちら。

2015年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(15/01/04)
2015年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(後半)(15/01/05)

ではいきます。

第5位

フロイト、ユングの精神分析からゲシュタルト心理学、マズローの人間性心理学まで広大な範囲に及ぶ心理学のエッセンスを、マンガやイラストを駆使して、わかりやすく解説。

昨年の売れ筋ランキング第2位のこちら。今年もコンスタントに売れております。

中古だと1円からありますし、「入門の入門」としては妥当な一冊かと思います。

中学生くらいから読めます。未読の方は是非どーぞ。

関連エントリ:
【2ch心理学板】マンガ心理学入門【ご推薦】(05/03/24)
心理学を知らない人のための心理学入門書(05/09/14)

第3位

第3位が同数で2点あります。まずはこちらから。

心理系大学院入試の英語対策の定番中の定番が来ました。これを「和訳→再英訳」のトレーニングを繰り返すことで、院試の英語対策はほぼ万全かと思います。

ちょびっとインチキなのは、第15版もカウントしちゃったことですけれども、まあ気にしない。

これから大学院入試対策を始める方々は必須です。ポチっと!

関連エントリ:
私が考える臨床心理士指定大学院入試対策その3 英語対策はこれだけでオッケー!?(13/12/25)

第3位

第3位、2点目はこちら。

『根拠ある記録』を素早くつけてスッキリ明日を迎えましょう

電子カルテの導入や説明責任、個人情報の開示請求など、近年相談援助職の記録には高い客観性と専門性が求められている。本書では、記録に必要とされる要素や用いるべき語句、実際の記録の添削例などを収載し、限られた時間で的確な記録を残す具体的なノウハウを提示する。

昨年も見事1位を獲得したこちらが順当にランクインです。

実は今回、こちらのお買い上げ数ではKindle版の方が多かったです。

当ブログ経由でのKindle書籍購入ランキングでは圧倒的(というほどの数も出てはおりませんが、相対的に)トップ売り上げを誇っております。

確かにKindle版をスマホやタブレット、あるいはKindle端末に入れて持ち歩くのが便利かもです。

現物も電子書籍も、どちらもどーぞ。

関連エントリ:
【必要な人は】『相談援助職の記録の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック』【多いのでは?】(2012/10/23)

第2位

香山リカ氏が絶賛!
「テツガクと大学とリアルと心理学がつながった! こんな本は初めてだ」
拒食嘔吐、自傷、強迫、SM、幻視、離人、倒錯、死への憧憬……。
「心身の事故」を生き、死の淵をのぞきこむ大学生の日常に伴走した気鋭の若手哲学者が提言する異例のケアの記録にして、意表を突く「癒しのテツガク」!

■内容詳細
「リスカ、やっぱり、やっちゃうのか?」
「やめたいけど、どうすればいいのか分からない。どうしても切りたくなる。」
「じゃあ今度、付き合いたい男を見つけるときには、切らせてくれる彼氏を探すように。」
自傷、SM、拒食嘔吐、幻視、離人、倒錯、強迫、死への憧憬……。
大学生は、大人たちが想像もできない日常を生き抜いている。
生きることは、苦しい。ひとは、不自由だ。でも気づいてほしい。きみの魂は、シブトイ。傷みうつろう日々にも、生きていることのかすかな、でも確かな感触がきみのなかにはあるはず──。
「心身の事故」を生きる大学生に伴走した、気鋭の若手哲学者による異例の「臨床哲学」の記録であり、「心の回復力(レジリエンス)」を育てる「事故と自己の現象学」からの提言!
カバー装画に浜崎あゆみのCDジャケットで知られる人気イラストレーター、宮島亜希氏の作品を使用!

以前の紹介記事にも書きましたが、著者はいわゆる「臨床家」ではなく、あくまでも「教育者」としての視点でこちらの本を書いています。

我々の行っている臨床実践とはかなり異なる形のものではありますが、これもまた「支援」であり、そして同時に「教育」なのだなと思います。

こうした「支援」に対して賛否両論はあるかもしれません。カスタマーレビューでもその辺について厳しい意見もあったりします。

ただ、必要な場合に必要な精神科的、あるいは臨床心理学的介入がなされているという前提で、こういった形での学生たちとの関わりは「アリ」だと私は思っております。

「アリ」というか、こうした関わりがないと色々と難しい学生さん達が現実に存在しているということなのですよね。

未読の方は是非どーぞ。

関連エントリ:
【タイトルが】稲垣 諭 著『大丈夫、死ぬには及ばない 今、大学生に何が起きているのか』【秀逸!】 (16/01/15)

第1位

トップはこちらでした。

近年、あまりにも当たり前になりすぎてきてはおりますが、発達障害関連は相変わらず熱いトピックです。

第16巻第2号―発達支援のアセスメント』の方はまだちゃんと見てないです。近々、ちゃんと読みたいと思います。とにかくいずれもこの分野の初学者の入り口としては最適だと思います。

みなさまもチェックしてみてくださいな。

関連エントリ:
雑誌『臨床心理学』第16巻は2号連続で発達障害関連特集ですよ(16/01/12)

講評的なもの

ランキングの講評というか、久しぶりにブログ更新してみての感想なのですが、やっぱり需要はあると思うのです。この手の紹介記事の。

そんなわけで、引き続き読者の皆様に有益な情報を提供していきたいなと思った次第であります。ド定番だけじゃなくて新しい本も。

出版社の皆様、著者の皆様からも、是非是非情報をいただきたいですし、ご恵贈いただきましたあかつきには、しっぽを振りまくってご紹介記事を書かせていただきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

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